新作オペラ「アニオー姫」プロジェクトとは
両国で語り継がれるベトナムの姫と日本の長崎商人との愛の物語
荒木宗太郎は、安土桃山~江戸時代にかけての御朱印貿易商であり、長崎から広南国(現在のベトナム中部)へ赴き、広南国の阮福源王から信頼を得て王女・玉華姫と結婚しました。御朱印船は、16世紀末から17世紀初頭、当時の為政者からの海外渡航許可証(朱印状)を得て、ベトナムなど主に東南アジア方面との交易を行った船。宗太郎は、玉華姫を正妻として長崎に迎え、姫は長崎の人々から「アニオーさん」として親しまれ、生涯を長崎で過ごしたのです。アニオー姫の輿入れの様子は、今も長崎の祭事「長崎くんち」において、7年に1度「御朱印船」の演目で再現され続けています。
本オペラではこの史実をモチーフに、日越の友好と交流の歴史は古(いにしえ)よりあり、その頃から互いが尊敬しあえる関係であったことを描いています。日越外交関係樹立50周年を記念し、このオペラ作品が良き外交関係のシンボルとして末長く未来へと語り継がれていくことを目指し世界に発信いたします。
フンイエン省特別公演概要
日越外交関係樹立50周年記念新作オペラ「アニオー姫」
フンイエン省特別公演
主催 | 「アニオー姫」フンイエン省特別公演実行委員会 (幹事会社:第二タンロン工業団地). |
後援 | 在ベトナム日本国大使館、フンイエン省人民員会 |
協賛 |
ゴールドスポンサー
シルバースポンサー
ブロンズスポンサー
その他企画主旨に賛同いただいた団体・企業協賛社一覧はこちら
|
開催日程 | 2023年09月27 日(水)受付18時 開演19時 |
開催場所 | フンイエン省 Convention Center(フンイエン市、Hien Nam区、Quang Truong通り)*Google Map |
内容 | 「アニオー姫」音楽朗読歌劇・コンサート形式にて上演 |
出演 | 詳細表示 |
フンイエン省特別公演開催について
フンイエン省には、アニオー姫の朱印船貿易時代に栄えた河川港「Pho Hien」があり、日越間の交易・交流が多く行われていました。このような縁から、フンイエン省における「アニオー姫」の特別公演が企画され、在フンイエン省の日本企業及び日本と縁のあるベトナム企業のご協賛、フンイエン省人民委員会の協力の下、開催の運びとなりました。
キャスト紹介
ブイ・ティ・チャン(ソプラノ)
タイ・グエン出身のソプラノ歌手。チュン・キエン教授兼人民アーティスト指導のもと、2018年ベトナム国立音楽院声楽演奏専攻修士課程修了。2013年からベトナム国立オペラバレエ団で役者として活躍。ソリストとしても多くのコンサートに参加。オペラでは「コジ・ファン・トゥッテ」ドラベラ、「ブエノスアイレスのマリア」マリア...
続きを見る山本耕平(テノール)
東京藝術大学大学院首席修了。イタリアにて研鑽を積む。イタリア声楽コンコルソ・ミラノ大賞部門第1位、日伊声楽コンコルソ第1位及び歌曲賞等多数受賞。オペラでは、二期会「ドン・カルロ」タイトルロール、「リゴレット」マントヴァ公爵、宮本亞門演出「金閣寺」柏木、「ルル」アルヴァ、日生劇場「カプレーティとモンテッキ」...
続きを見る